待ってました輝き研修! 新人研修の総仕上げ

こんにちは。
看護ブログに遊びに来てくださって、ありがとうございます。
今回は、3月4日に行われた輝き研修を紹介します。

輝き研修とは、新人のラダーⅠ最後の研修です。

輝き研修は、インシデントとナラティブと多重課題の3部構成になっています。
インシデントとナラティブはグループワーク、最後にパワーポイントで発表します。
メインはやはり多重課題。
一人ずつ病室に見立てた会議室で3分間、次々に起こる課題に取り組んでいくのです。

病室に見立てた会議室の中では、演技派の先輩ナースが患者を演じます。
打ち合わせは数か月も前からバッチリなのです!
机でベッドを作り、医療機器を運び入れ、準備OK

double exclamation

リハーサルにも熱が入ります。

では、3分間でどんなことが起こるのか、台本を簡単に紹介します。
病室内には患者が4人。
点滴漏れで刺入部が痛い患者、明日退院が決まり不安な患者、酸素吸入中の寝たきり患者、膀胱留置カテーテルが留置されている認知症の患者。

「点滴が痛い」というナースコールが鳴り新人ナースは病室に入ってきます。
病室では輸液ポンプのアラームが鳴り響いています。
新人ナースは点滴漏れの患者のもとへ向かいますが、それを阻むように明日退院となり不安な患者が話しかけてきます。

明日退院で不安な患者を落ち着かせ、新人ナースが点滴漏れの患者のもとに到着。
針の差し替えが必要と説明している時、認知症の患者が尿意を訴えトイレに行きたいと靴を履き始めます。
膀胱留置カテーテルが留置されているのでトイレに行かなくても大丈夫と説明しても聞き入れてくれません。

すると、酸素吸入中の寝たきり患者の心電図モニターのアラームが激しく鳴り始めます。
体内に取り込まれる酸素の量が少なくなってしまっています。
急いで酸素吸入中の寝たきり患者のもとへ駆けつけます。

ここからは先輩ナース達のアドリブ。
輸液ポンプのアラームが再度なり始め患者が痛みを訴えたり、明日退院の患者が不安を大声で訴えたり、認知症患者が歩き始めたり、酸素吸入中の患者が苦しそうに咳き込んだり…
同時に色々な事が起こるのです、これぞ多重課題と言うように。

インシデント・ナラティブ・多重課題が終了すると、全員で研修の振り返りをします。

振り返り内容をグループ毎にパワーポイントで発表。

学びの共有をした後は、各所属長と看護部長からの講評をいただきます。

これで研修は終わりと思いきや…
サプライズ!
新人に内緒でメッセージカードを先輩たちが書いていてくれたのです。
色紙を渡された新人ナース達は感動でいっぱいに。

最後に集合写真を撮って。

こうして、今年度の輝き研修も無事終了。
新人ナース達は、研修の名の通り輝いていました。
頼もしくなったね。

J,K